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映像化まったなし!? エンターテイメント性に溢れたノンストップサスペンス 「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」

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ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子<猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子> (角川ホラー文庫)

犯罪を犯し人を傷つけた者は、同じ目にあわせてやるべき。

そう思ったこと、ありませんか?


自分が行った殺人方法とまったく同じ手段で、自らの命を次々と絶っていく。そんなショッキングな事件から始まるサスペンスホラー「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」を読みました。


第21回日本ホラー小説大賞読者賞に輝いたという本作。内藤了さんのデビュー作らしいです。

ちょっとテンプレにハマリすぎてないかな~と感じるところもあったのですが、最後まで一気読みできるエンターテイメント性のある小説で、楽しめました。


というわkで、個人的な感想を綴りたいと思います。


※以下ネタバレと若干のグロ描写あり


◆あらすじ



奇妙で凄惨な自死事件が続いた。
被害者たちは、かつて自分が行った殺人と同じ手口で命を絶っていく。誰かが彼らを遠隔操作して、自殺に見せかけて殺しているのか?
新人刑事の藤堂比奈子らは事件を追うが、捜査の途中でなぜか自死事件の画像がネットに流出してしまう。
やがて浮かび上がる未解決の幼女惨殺事件。
いったい犯人の目的とは?
Amazonより)



◆グロテスクな描写たち。でも、軽め。


少女の両手両足を釘で打ち付けた死体。自らビンで自身をレイプした男性。児童虐待と近親相姦。

やはりホラーというジャンルに分類されているだけあって、次々と凄惨なシーンが描写されます。テレビドラマで言えば沙粧妙子的な……(古い)

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このドラマもおもしろいよ!

でも、起きている事件こそグロい内容ですが、不思議なことにそこまでズシン……とくるような、気持ち悪さは感じません。軽めのタッチの印象です。

これは作者の力量不足なのか、あえてそうしているのかはわかりませんが、もっと心が重くなるような描写をされている作品はいっぱいあると思います。

ある程度耐性のある方なら、問題なく読み進められるでしょう。




◆魅力的な登場人物たち


主人公は24歳の新米刑事・藤堂比奈子。決して美人ではなく、ちょっと体型が最近気になる普通の女の子(記憶力だけはずば抜けてるけど)という設定が好印象です。

どうしても刑事ものだと、バリバリに活躍するかっこいい女刑事が出がちですが、ちょっと少食気味ですよね。

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もちろんこういう女刑事も好きだけど

そして脇を固める個性的な仲間たち。

叱咤しながらも優しく見守るベテラン刑事や、主人公に淡い恋心を寄せる体育会系の先輩刑事、科学捜査ならおまかせのオタク系検査官など、わかりやすくてマンガ的な面々が揃っています。


そして、一番人気を集めそうな死神女史と呼ばれる、年配の女検察官。わかりやすい偏屈っぷり、肝っ玉っぷりでおもしろいです。よくいるよね、こういう特定のものが好きすぎて変人だけど、実は中身はいい人的なポジションの人。


ありがちな人物たちではあります。しかし、それがこの作品にドラマ・映画的なエンターテイメント性を与えてくれているような気がします。




スピード感のある物語展開


ストーリーはとにかくテンポよく進んでいきます。

ショッキングな殺人現場の導入から、第1の事件、第2の事件と間を置かずに、次々と展開していくので飽きることがありません。

ほどよく謎を解くヒントをちりばめながら進んでいくので、とても読みやすいですね。

どんどん引き込む魅力があったので、私は数時間で全部一気読みしてしまいました。


若干悲しいのは、早々から事件の黒幕があらかた予想がついてしまうところです。

この人物と事件をどう結びつけていくのかな~という見方になるので、最後まで誰かわからないハラハラ感というものはありません。


そして真相も、若干SFチックであまり納得のいくものでないのが玉にキズ。もうちょっと納得できる理由が欲しかったですね。




まとめ

ありがちすぎるキャラ設定や、少し尻すぼみな結末にはちょっと残念感はありますが、わかりやすいエンターテイメント作品として、十分に楽しめます。

ホラーとして読むと、ちょっと物足りないかもしれないので、あまり先入観を持たずに読むのがオススメです。



テレビドラマや映画を作ってくださいと言わんばかりの内容なので、そのうちくるかもしれませんね。

そのとき、配役はどうなるんですかね~。

死神女史はキムラ緑子さんとか合いそうな気がします。主人公は多部ちゃんとか?

映像化されたらやっぱり見ちゃうんだろうな。



シリーズものとして、続編の「CUT」「AID」も出ているようなので是非読んでみようと思います。

CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)



気負わずにさくさく読める作品なので、お暇なときにでも一気にざざ~っと読んでみてはいかがでしょうか。

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